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レーザーポインターの問題点
- View:889 2014年12月19日
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①市場に販売されるレーザーポインターの本体に日本語表示で危険性や注意表示のないものがある。
②小型軽量で子どもでも手軽に扱え、小さなボタンを押せば簡単に危険なレーザー光線が出てしまう。
③子どもがおこづかいで買える価格(1,500円以下)の店頭やインターネットなどで販売されている商品でも注意が必要なクラス3の商品があった。
④市場に出回っている商品には、クラスの表示の確認できない商品があった。
⑤クラス表示があるものでも、米国のクラスか日本のクラス表示か判別できない商品があった。
⑥グリーンレーザーポインターの表示照射到達距離が300mの商品もあり、遊んでいる子どもが意図していなくても、他の人がレーザー光線の照射を受けてしまう可能性があり、危険性が高く問題である。2,販売場所・販売方法について
子どもが購入することを想定した、店頭のカプセル玩具(通称「ガチャガチャ」)やゲームセンターのクレーン型ゲーム機などに景品のひとつとして他の商品と混ぜて入れられたり、お祭り、観光地の土産売り場で販売されている。そのため、購入者は遊び道具として購入し、遊び道具として使用するので危険性の認識が欠如している。その他にレーザーポインターは、大型小売店の電気用品売り場、通信販売、レーザーポインター販売 されている。同様の商品が遊び道具、事務用品または電気用品などとして取り扱われており、子どもたちがおこづかいで簡単に入手していた。
3,レーザーポインターの使用実態について
調査では4年生以上の小学生の253人中53人(20.9%)がレーザーポインターを持っていた。 小学生532人中で持っている子どもは72人(13.5%)でその半数近くは、カプセル玩具(通称「ガチャガチャ」)やゲームセンターのクレーン型ゲーム機などで購入していた。 また、500mWレーザーポインター レッドを発表会などに使用することはなく、カベに当てたり、遠くまで飛ばしたりの遊び道具としての使用が多かった。 遊び方として、4人(5.5%)が友だちと体に当て合っていたが、この使用方法はレーザー光線が目に入ってしまう危険性がある。また、2名はさらに危険な遊び方の、顔や目に当て合っていた。
また、大型小売店などでは懐中電灯売り場などでも販売されているためか、懐中電灯の代わりに使用するという子どもが16人(22.2%)あった。 レーザーポインターを持っている子どもは、その用途を販売場所や購入場所から判断し、本来の用途以外の遊び道具として様々な使い方をしていた。レーザーポインターの特性上、数百メートルにわたってレーザー光線が届くので、このような使用実態は非常に危険である。