米国はICESat-2衛星を打ち上げ、レーザーを使って地球の氷の変化を測定する

• View:820     2018年09月18日

• NASAは9月15日、カリフォルニア州ヴァンデンベルク空軍基地に10億ドルのICESat-2衛星を打ち上げた。地球から310マイル（約499キロメートル）の軌道に入った後、衛星は特別に設計されたレーザー装置を使って、氷の融解の正確な位置と速度に関する情報を科学者に提供します。
  
  ICESat-2衛星の重さは約341ポンド（約155kg）で、2009年にシングルレーザーミッションを終えたICESat衛星の代わりとして待望されています。これには、ATLAS（Advanced Terrain Laser Altimeter System）が搭載されています。このシステムは、3.3ミリ秒かけて地球に到達して戻ってくる光子を放出します。ICESat-2衛星は、6つの緑色レーザービームを使って地球の表面を走査し、氷河と浮遊する海氷を測定する。
  
  NASAの科学者たちは、氷の厚さと質を正確に測定することで、気候変動の影響をより正確に把握できるだろう、と研究者らは述べている。
  
  さらに、ICESat-2衛星が地球を1つの極から他の極に周回するとき、森林、ジャングル、その他の地形の高さを測定することもできます。これらのデータは、地球の温帯にどのくらいの炭素が含まれているか、そして時間の経過とともにどのくらいの量が失われているかを推定するために使用されます。
  
  ICESat-2衛星は、毎秒10,000レーザーパルスを地球に放射し、31インチ幅の望遠鏡を通して戻りビームを捕捉し、それを電子信号検出器に送信して地球までの距離を計算する。6つのレーザービームは6km幅のストリップを形成し、そのエリアのすべてを測定します。